丸竹中華そば（和歌山市）車庫前系の「これぞ中華そば」な佇まいがよき

色褪せた赤い看板に、黄色の文字で書かれた「丸竹」の文字。

何度もこの前を通りましたが、昼間通るとやってるのかどうかさえ少し不安に感じるくらい地味な存在。

でも本当はうまいのだろうと想像しているだけでは味わえません。

今回は、そんな昔ながらのたたずまいの「丸竹中華そば」でラーメンをいただきました。

老舗の車庫前系「丸竹中華そば」を味わう

きれいとは言えないが何とも言えない佇まい

店内に入ると、とにかく雑多な店内に圧倒されながらも、なんとも懐かしい気分にさせられます。昭和の古い看板やポスターがそこら中に張られていました。

わずかなカウンター席と、長机がいくつかおかれただけのシンプルこの上ない店内の様子。

店の端に無造作に置かれたおでんの什器から立ち込める湯気と共に、においが充満していました。

このレトロな看板たちは、売ったら一体いくらになるんだろうと思いを巡らせながら、ラーメンとチャーハンを注文しました。

車庫前系のすっきりとした味わいの中華そば

注文してほどなく、ラーメンとチャーハンが運ばれてきました。

醤油の風味が強い、あっさり目ないわゆる「車庫前系」の中華そば。

具はチャーシュー3枚とメンマ、かまぼこ、ネギとものすごくシンプル。けど分かります。これがうまいんです。

麺はスタンダードな中細ストレート麺。奇をてらったところは一切なく、まっすぐな味わい。優しい味わいながらもスープの塩味がぐっと味を引き締めます。

スープはさらっとした、少し濁った醤油の色。

チャーシューは薄くて、量も控えめ。がっつり食べたい人には少し物足りないかもしれません。

その分、多彩なサイドメニューでおなかを満たしたいですね。

ほんとスタンダードな「和歌山の中華そば」

スープまで飲み干してしまう一杯でした。

なんとなく家庭的な焼き飯

もう一つ注文の品、チャーハン。

ちなみにメニューには「焼き飯」とか「チャーハン」とか、いろいろバラバラに書いてあるので、正しくはどちらかは分かりません…

こちらのチャーハンは、パラパラ系ではなく、どことなく油の風味が感じられる「しっとり系」。なんとなく家庭で作ったようなチャーハンのような感じでもあるし、味わいはそれ以上。

しっかりとラーメンの味となじんで、こちらもすごくおいしかったです。

ごちそうさまでした。

中華そばだけじゃない多彩なメニュー

お昼のメニューはサービスランチがお得です（11:00～14:00限定）

また、中華そばやチャーハンといった定番のメニューのほかに、中華料理店のようなメニューやアルコールメニューもたくさんそろっています。

このあたりは周りの中華そばのお店とは違った点かなと思います。

ちなみに、塩ラーメンや味噌ラーメン、ちゃんぽんなどもメニューにありました。食べた方はコメントを残して頂ければうれしいです。

丸竹中華そばの店舗情報

営業情報

店舗名	丸竹中華そば店
住所	和歌山市松江北７丁目９−１２
営業時間	11:00～14:00、18:00～0:00
定休日	月曜日

アクセス

• 南海加太線「八幡前駅」から徒歩6分（450m）
• 県道752号（旧国道26号）「狐島交差点」より車で約5分（2.3km）