【桜の名所 10+5選】和歌山の花見｜2025年の見頃とおすすめスポット

和歌山県には、歴史あるお城や寺社、公園やダム湖畔など、さまざまな桜の名所があります。

定番の桜スポットはもちろん、人混みを避けて静かに楽しめる穴場スポットも充実。

本記事では、2025年の和歌山の桜の見頃や、おすすめの名所・穴場スポットを詳しく紹介します。

お花見の計画にぜひお役立てください。

和歌山の桜名所10選｜定番のおすすめ花見スポット

和歌山の定番花見スポットとして、以下の10ヶ所を紹介します。

和歌山城公園【和歌山市】

和歌山城の桜は、約600本のソメイヨシノが咲き誇る圧巻の景観。天守閣を背景にした桜が美しく、夜にはライトアップも楽しめます。

桜並木の美しさだけでなく、城の歴史的な背景も楽しむことができます。特に、岡口門から二の丸庭園にかけての桜並木は、写真撮影にも最適なスポットです。

また、夜にはぼんぼりや提灯の柔らかな灯りが加わり、昼間とは異なる雰囲気を楽しむことができます

和歌山城内には有料駐車場がありますが、出入り口が狭く駐車台数も限られるので、周辺コインパーキングの利用がおすすめです。

紀三井寺【和歌山市】

日本さくら名所100選

和歌山市内でも最も早く桜が咲くスポット。境内に植えられているソメイヨシノは、和歌山県の開花宣言の標本木としても知られています。

楼門をくぐり、階段を登ると、市街地を一望できる絶景が広がります。

なお、境内でシートを広げての飲食は禁止されていますので注意しましょう。

根来寺【岩出市】

日本さくら名所100選

根来寺は約7000本の桜が咲き誇る名所であり、特にソメイヨシノやヤマザクラが見られます。

桜の見頃は例年3月下旬から4月上旬にかけてで、例年、4月上旬ごろに満開を迎えます。境内全体が美しい桜で彩られます

国宝としても指定される大門をくぐると桜のアーチが広がり、境内のもみじ谷公園や前山からの眺望も素晴らしいです。桜の満開時には、周囲の山々もピンク色に染まります。

根来寺では桜祭りは行われていませんが、境内には屋台が出店し、花見を楽しむことができます。宴会も可能です。ただし、火器の使用は禁止されているのでご注意ください。

粉河寺【紀の川市】

紀の川市にある西国三十三所の札所。粉河寺には約300本の桜が植えられており、主にソメイヨシノとシダレザクラが見られます。特に本堂や中門周辺の桜は圧巻で、境内を桜色に染め上げます

中門の手前や本堂周辺からの眺めが特に美しく、桜と歴史的な建物の調和が楽しめます。

亀池公園【海南市】

亀池は江戸時代（1710年）溝ノ口村（現在の海南市野上新）出身の井沢弥惣兵衛 によって、灌漑用池として造られた和歌山県下でも最大級の池です。

春になると池の周囲に桜が咲き誇り、水面に映る桜が幻想的。のんびり散策しながら桜を楽しめるスポットです。

亀池公園内でのバーベキュー、釣りは禁止です。

道成寺【日高町】

道成寺は日高川町にある歴史ある寺院で、桜の名所としても知られています。

道成寺の桜の中でも特に有名なのが「入相桜」で、これは安珍清姫の伝説に関連する桜です。この桜はかつて和歌山県の天然記念物に指定されていましたが、台風で幹が折れた後に解除されました。しかしその後には再生し、現在も美しい花を咲かせています

道成寺の境内は無料で開放されていますが、宝仏殿や縁起堂の拝観には料金が必要です（大人700円、小学生350円）。開園時間は9:00から17:00までですが、境内への入場は24時間可能です

道成寺では桜の季節に合わせて、3月30日に「桜・舞・道成寺」が開催されます。フラメンコ舞踊や伝統芸能の演目が予定されています（要チケット）。

動鳴気峡【田辺市】

動鳴気峡（どうめききょう）は、田辺市に位置する山間に広がる桜並木が見事な穴場スポットです。自然の中で静かにお花見を楽しめます。

ソメイヨシノやヤマザクラなど約300本の桜が植えられており、毎年多くの花見客で賑わいます。

地元団体による舞台やじゃんけん大会、福引、もちまきなどが開催 屋台も出店します。

平草原公園【白浜町】

平草原公園（へいそうげんこうえん）は、この公園は、紀伊水道や吉野熊野国立公園、熊野三千六百峰の山々を一望できる高台にあり、桜と太平洋を同時に楽しめる絶景スポットです。

春になると約2000本の桜が咲き誇り、特にソメイヨシノがメインとなります。桜の見頃は例年3月下旬から4月上旬にかけてで、2025年の桜祭りは3月25日から4月6日まで開催される予定です。

公園は無料で開放されており、営業時間は8:30から17:00までです。ゴミは持ち帰り、火気の使用は禁止されていますのでご注意ください。

七川ダム湖畔【古座川町】

日本さくら名所100選

七川ダム（しちかわだむ）は、和歌山県東牟婁郡古座川町に位置する重力式コンクリートダムです。このダムは古座川水系の古座川に建設され、主に洪水調節と発電を目的としています。

湖畔に咲く約3,000本の桜が壮観。和歌山随一の桜の名所として知られ、日本の桜名所百選にも選ばれています。

丹鶴城公園（新宮城跡）【新宮市】

丹鶴城公園（たんかくじょうこうえん）は、かつての新宮城の跡地に整備されています。

丹鶴城公園には、ソメイヨシノ、シダレザクラ、ボタンザクラ、ヤマザクラ、カンヒザクラなど、約160本の桜が植えられていて、春になると多くの観光客が訪れる人気の花見スポットとなります。

歴史的な城跡と美しい桜が融合した場所であり、自然の美しさと歴史が感じられる場所です。

2025年の桜ライトアップは、3月15日から始まり、4月27日までを予定しています

和歌山の穴場桜スポット5選｜隠れた桜の名所

ここまで紹介した桜スポットは和歌山県内でも名所と呼ばれる人気の場所です。もっとゆっくりと楽しむことができる穴場についても紹介します。

河西公園【和歌山市】

スポーツ施設も併設された広い公園。2kmにわたる桜並木が続き、散策しながら楽しめます。

桜の美しさだけでなく、広々とした緑地や小さなお子様が遊べる遊具、スポーツ施設が整っているため、春の訪問には最適な場所です。

大門川【和歌山市】

和歌山市新在家と太田近辺を流れる大門川は、地元の人しか知らない静かな桜スポット。

川の左右にたくさんの桜があり、春には見事な景色が広がります。

桜の満開は通常4月の初旬に訪れることが多く、2025年の予想では、見頃は3月下旬から4月上旬にかけて続くとされています

大池遊園【和歌山市・紀の川市】

和歌山市と紀の川市貴志川町との境界に位置する大池遊園の桜は、「花田屋」の私有地ではありますが、無料で開放されています。

池の周囲に桜が咲き、ボート（有料）に乗りながらお花見を楽しむことも可能です。

貴志川線の橋が池にかかっており、桜が散る中を走り抜ける貴志川線の電車はフォトスポットとしても有名です。

隣接するレストラン「セントゼファー」の大池にかかるテラス席は予約必須！

雨山桜並木【紀美野町】

紀美野町の雨山桜並木は、山道沿いに続く桜並木が特徴。約500メートルにわたって続き、樹齢40年ほどのソメイヨシノやしだれ桜が植えられています。

公共交通機関でのアクセスは難しいですが、車でのドライブに最適なスポットです。

広川ダム【広川町】

湖の周囲に広がる桜が美しい穴場スポット。のんびりと散策を楽しめます。

広川ダム周辺の桜は、毎年3月下旬から4月上旬にかけて見頃を迎えます。

約1,000本のソメイヨシノが咲き乱れ、広川ダム周辺は美しい桜色に染まります。桜の開花に合わせて「さくらウォーク」というイベントも開催され、訪れる人々は桜を楽しみながら散策することができます。 桜の鑑賞スポットとしては、広川ダム公園が特に人気。夜間には提灯が点灯され、幻想的な雰囲気の中で桜を楽しむことができます。

各地の開花状況参考サイト