車なしで楽しむ和歌山観光モデルコース|電車・バスで巡る4エリア旅行ガイド

「和歌山は車がないと回りにくい」というイメージが非常に強いですね。

車がないと観光しづらい、
それは本当です
でも、観光する場所を絞れば、鉄道・バス・ケーブルカーなどで十分に楽しめられるエリアは存在します。
この記事では、車がなくても観光が楽しめる和歌山の4エリアのモデルコースについて紹介します。
和歌山市/高野山/白浜/那智勝浦という4つのエリアを車なしで巡るためのモデルコースについて、週末や1泊2日でもメリハリのある旅程を提案します。
和歌山市を巡るモデルコース(和歌山城・加太・貴志川線・マリーナシティ)
市内はJR和歌山駅/南海和歌山市駅の二大拠点からバス路線が発達。歴史・海景・ローカル線・市場グルメが1日でバランスよく味わえます。
移動の基本は和歌山バス、ローカル線では南海加太線、和歌山電鐵貴志川線が軸です。
ここではモデルコースとして、以下の観光地を紹介します。
和歌山城と城下町を歩く
和歌山市観光のスタートは和歌山城。白亜の天守と高く積まれた石垣(時代によって積み方が違う!)、広い城下の樹々が四季折々に表情を変えます。
和歌山城の顔 「天守閣」
天守からは市街〜紀ノ川方面の眺望を楽しめます。


和歌山城の天守閣は「日本三大連立式天守閣」の一つに数えられます。現在の天守閣は、戦中に焼失したものを1958年に鉄筋コンクリートで外観が再建されたもので、焼失前の白亜三層の外観が忠実に復元されています
館内は展示が充実しており、紀州徳川家ゆかりの史料も見どころ。階段が多いため、靴は歩きやすいものを。城の外周はバリアフリー区間が比較的長いので、天守に上がらず外周散策+庭園だけでも満足度は高め。早朝〜午前は比較的人が少なく、天守の混雑を避けたい人におすすめです。


和歌山城は天守閣への入場のみ有料で、それ以外は無料で散策できます。
- 大人:410円
- 小人:200円(小・中学生)
- 未就学児:無料
利用時間:9:00〜17:30(入場は17:00まで)
休館日:12月29日から12月31
場内の他の見どころ
天守の直下には池泉回遊式の紅葉渓庭園や茶室があり、観光+小休憩の導線が組みやすいのも魅力です。


南側には無料で入れる「和歌山城公園動物園」が整備されており、ヤギやシカ、ペンギンなどもいて、動物によっては餌やり体験も可能です。
城内では春には桜、秋は紅葉と情景も豊かで、散策するなら春秋がベスト。
また、砂の丸広場や西の丸広場ではよくイベントが開催されています(→和歌山県内のイベント情報)
和歌山城へのアクセス
アクセスは、JR和歌山駅/南海和歌山市駅→和歌山バスで5〜10分程度が目安(「公園前/市役所前」など)。
駅から歩くなら南海和歌山市駅が近く、約1km(15分前後)です。
午前中に散策し、昼食には和歌山ラーメンはいかがでしょうか?
付近のおすすめホテル
- 和歌山市駅直結
- 屋上露天スカイスパが名物
- 5歳以下は添い寝無料
- 和歌山城目の前
- 繁華街にも近い
- 小学生以下添い寝無料
- 和歌山駅徒歩すぐ
- 大浴場あり
- 小学生以下添い寝無料
レトロな漁港と神秘の島「友ヶ島」
加太はレトロな商店街と海の風景が魅力の港町。駅前からゆるやかに下る道沿いに昔ながらの店が続き、加太真鯛を使った食事処も多く並びます。
ここから加太港→友ヶ島(沖ノ島)への船が出ています。
友ヶ島とは
友ヶ島(ともがしま)は、和歌山市の加太沖、紀淡海峡に浮かぶ無人島群です。地ノ島、神島、沖ノ島、虎島の4つの島から成り立っており、自然の美しさと歴史的な遺跡が魅力です。


友ヶ島は、かつて旧日本軍の要塞として利用されており、特に明治23年には紀淡海峡を守るために近代的な砲台が設置されました。第二次世界大戦後まで一般人の立ち入りは制限されていましたが、現在は観光地として開放されています。
島内では旧砲台跡の赤レンガ群や展望台からの紀淡海峡の眺めが人気。
友ヶ島の人気の理由
友ヶ島は、廃墟×自然のコントラストが独特で「まるでジブリの世界」と評判です。漫画・アニメ「サマータイムレンダ」の舞台にもなっており、ファンにも人気があります。


自然豊かな環境の中に、廃墟となった砲台や歴史的建造物が調和しており、訪れる人々に独特の体験がもたらされます。島内には多様な植物や生物が生息しており、自然観察にも適しています。
健脚なら島内ハイキングで2〜3時間ほどの散策が楽しめます。
友ヶ島へのアクセス


- 南海加太線(南海和歌山市駅起点)で加太駅へ:22〜25分前後
- 加太駅→加太港は徒歩約15分
- 友ヶ島汽船にて友ヶ島へ
島内は舗装路+未舗装路が混在しています。また、自販機、売店(カフェ)があります。
帰路は港周辺の食事処で鯛めし/鯛の姿焼き/しらすなど海の幸を。午後遅い便は満席・欠航に注意。最終便にならなければ野宿するしかありません。
島からの最終便に間に合うよう、往路の便とセットで計画しておくと安心です。
周辺のおすすめホテル・旅館
- 加太の高台に位置する最高の展望
- インフィニティ露天風呂も魅力
- 鯛を初めてとする海鮮料理
- 創業200年を超える料理旅館
- 新鮮な海の幸
- 美しい夕日を眺めながら入る温泉
猫駅長で人気の貴志川線と沿線観光
和歌山電鐵貴志川線(和歌山駅〜貴志駅)は、観光デザイン車両と猫駅長で知られるローカル線。とくに貴志駅の「たま駅長」で全国的に有名になりました。
車両はたま電車/いちご電車/うめ星電車/たま電車ミュージアム号/チャギントン電車と個性豊か。JR和歌山駅直結で乗換がスムーズ、和歌山→貴志は約35分が目安です。


沿線は田園風景と小さな神社・農園が点在し、季節によってはいちご狩りなどの体験も可能です。
乗り鉄・撮り鉄でなくても、往復で異なるデザイン車両に乗るだけで気分が変わります。終点の貴志駅では駅舎内のたまカフェやグッズも楽しみのひとつ。
ダイヤは30〜40分に一本と本数が限られていますので、往路・復路の発車時刻は先に押さえ、和歌山城やマリーナシティとの組み合わせで1日コースを組むのが効率的です。
こちらの記事でより詳しく解説しています↓
周辺のおすすめホテル・旅館
黒潮市場とポルトヨーロッパがあるマリーナシティ
和歌山マリーナシティは、黒潮市場とポルトヨーロッパを中心に海辺のリゾート感を味わえるエリアです。


黒潮市場では寿司・海鮮丼・浜焼きなどで海の幸を満喫。マグロの解体実演は開催時間に波があるため、到着前に当日のスケジュールを確認すると見逃しを防げます。


ポルトヨーロッパは地中海風の街並みが広がり、写真映えに強いスポット。様々な映画やドラマのロケ地としても知られています。時期によりイベントやイルミネーションの有無が変わるため、開催情報は事前確認が堅実です。
マリーナシティへのアクセス
- バス
-
JR和歌山駅または南海和歌山市駅から「マリーナシティ」行きのバスを利用
約30分・片道520円JR海南駅から「マリーナシティ」行きのバスを利用
約15分・片道250円 - 車
-
阪和自動車道の「海南IC」「海南東IC」から約10分の距離。ICを降りた後、国道42号線を経由してアクセスできます。
和歌山マリーナシティには約3500台収容可能な駐車場があり、1日あたりの料金は1500円です。
周辺のおすすめホテル・旅館
- マリーナシティ内にあるリゾートホテル
- 和歌山の食材を使った朝食が最高
世界遺産・高野山を訪れるモデルコース
高野山は標高約900mの山上に広がる宗教都市。真言密教の聖地です。


奥之院/金剛峯寺/壇上伽藍をはじめ、宿坊滞在・朝勤行・写経など、祈りの時間まで含めて体験できます。
南海高野線+ケーブル+路線バスで、車がなくてもスムーズに巡回可能です。
奥之院・金剛峯寺・壇上伽藍をめぐる王道観光


「金剛峯寺(こんごうぶじ)」は真言宗総本山。蟠龍庭(石庭)や襖絵、建築意匠をじっくり鑑賞できます。
「壇上伽藍(だんじょうがらん)」には根本大塔・金堂などが整然と並び、大塔の胎蔵界・金剛界の両曼荼羅世界を象徴する彩色が圧巻。
「奥之院(おくのいん)」は弘法大師空海の御廟へと続く参道。杉の巨木と苔むす石塔に囲まれた静謐な道は、朝夕に一層の荘厳さを帯びます。
御廟橋から先は撮影に配慮が必要な区画もあるため、案内表示に従いましょう。


高野山の僧侶が夜の奥之院を実際に巡りながら解説してくれる「奥之院ナイトツアー」が人気です。
3か所はりんかんバスで結びやすく、徒歩も可能ですが、時間配分上はバス併用がおすすめ。
午前:壇上伽藍→金剛峯寺、午後:奥之院の順だと、奥之院の静けさをたっぷり味わいやすいです。
服装には注意が必要


お寺の中などは舗装されていないところも多いので、散策には歩きやすい靴を履いていきましょう。山上は市街地より体感温度が低め(気温が地上よりマイナス5〜6℃程度)で、季節外れの冷え込みもあります。夏でも薄手の羽織は用意した方が良いでしょう。冬は雪が積もります。
また高野山の街は全体が金剛峯寺の境内。仏教の宗教都市ですので、華美な服装は避けるようにしましょう。
▼ 参考
- 高野山ガイドマップ(高野町HP)
ケーブルカー&徒歩で楽しむアクセス方法
高野山へのアクセスは南海高野線が便利です。


なんば→(南海高野線/特急・急行)→極楽橋→(高野山ケーブル約5分)→高野山駅→(りんかんバス)が王道。所要はなんば→高野山駅で概ね1時間40分前後(特急利用時)。
極楽橋でのケーブル乗換は段差ありの動線があるため、ベビーカーや大きな荷物をお持ちの方は時間に余裕を。
りんかんバスは高野山駅→千手院橋→金剛峯寺→奥之院方面などに系統が分かれ、観光の要所を短時間で結ぶのが強み。ICカード系が使えますが、チャージができないので現金・小銭は用意しておくと安心です。
徒歩区間は石畳や緩やかな坂が多いので、滑りにくい靴がベター。最終バス時刻を先に控えて、奥之院からの戻りで慌てないようにしましょう。


宿坊体験と精進料理で味わう高野山の魅力
高野山では宿坊に泊まることで、朝の勤行・座禅・写経などを体験できます。肉や魚を使わない精進料理は素材の旨みと出汁の妙が際立ち、旅の記憶に残る食体験に。


到着日は壇上伽藍・金剛峯寺を巡り、夕刻は宿坊で静かに過ごし、翌朝勤行の空気を全身で感じる——という流れが定番です。
奥之院には「奥之院ナイトツアー」で訪れると、僧侶による解説と他では味わえない雰囲気を感じられ、貴重な体験となるでしょう。
注意点は、門限・浴場利用時間・撮影可否など宿坊ごとの規定に従うこと。秋〜冬は冷え込みが強いため、重ね着を。
チェックアウト後→奥之院への順にすれば、朝の清々しさと参道の静けさを味わいやすく、公共交通の本数が多い時間帯に下山できます。
周辺のおすすめ旅館・宿坊
このほかにも様々な宿坊、ゲストハウスが点在します。
南紀白浜を楽しむ1泊2日モデルコース
白砂の白良浜、動物・水族館・遊園地が一体化したアドベンチャーワールド、海と一体化した露天が魅力の崎の湯など、王道の “海×温泉×エンタメ” が1エリアで完結。
車なしでも鉄道(JR特急くろしお)/空路(JAL羽田便)/路線バス(明光バス等)で快適に回れるエリアです。
ランチはとれとれ市場で海鮮を
とれとれ市場は、西日本最大級の海鮮マーケットです。地元の堅田(かたた)漁業協同組合が運営しており、新鮮な魚介類が豊富に揃うのが特徴です。


新鮮な海産物・特産品は地元和歌山県だけでなく、全国から旬の魚介類や特産品が集まります。特に生マグロが有名で、マグロの解体ショーも行われます。
市場内で購入した新鮮な魚介類をその場で焼いて食べられるBBQコーナーがあります。また、「とれとれ横丁」などの食事・軽食コーナーでは、海鮮丼やお刺身、お寿司などが味わえます。
海産物以外にも、和歌山の特産品などお土産品も豊富に取り揃えられています。
「とれとれパーク」というリゾート施設内にあり、周辺には宿泊施設や温泉などもあって、観光スポットとしても人気です。
子どもと楽しむ「白浜水族館」と「エネルギーランド」
京都大学白浜水族館と白浜エネルギーランドは、どちらも和歌山県白浜町にある人気の施設で、それぞれ異なる特徴があります。
京都大学白浜水族館
京都大学の付属施設(瀬戸臨海実験所)で、学術的な展示が特徴の水族館です。


無脊椎動物のコレクションが日本随一と言われています。展示されている生物は、白浜周辺の海に生息する生き物が中心で、サンゴ、エビ、カニ、ヒトデ、ウニなどが充実しており、マニアックで学術的な展示が魅力です。
派手なショーなどはありませんが、研究者による解説ツアー(不定期)などもあり、落ち着いた雰囲気でじっくりと学べます。
1時間もあれば回れる、こぢんまりとした水族館です。
- 入場料金
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- 大人:600円(高校生以上)
- 子ども:200円(小中学生)
白浜エネルギーランド


白浜エネルギーランドは「人とエネルギー」をテーマに、遊びながら学べる体験型テーマパークです。
体感型アトラクションが豊富で、老若男女問わず楽しめます。ただ、小学生くらいのお子様が一番楽しめると思います。
代表的なアトラクションは、平衡感覚が狂う「ミステリーゾーン」や、目の錯覚を利用した「トリックアートハウス」です。迫力のある3D映像や、自然エネルギーについて学べるコンテンツなどもあります。
恐竜がテーマのアトラクションや、屋外のアスレチックエリア(エネルギッシュの森)もあります。
- 入場料金
-
- 大人:2,400円(高校生以上)
- シニア:2,000円(65歳以上)
- 子ども:1,500円(小中学生)
- 幼児:600円(3歳以上)
フォトジェニックな大人旅は「千畳敷」や「三段壁」へ
千畳敷と三段壁はフォトジェニックな大人旅には最高のロケーションです。ダイナミックな自然の造形美と、太平洋の雄大な景色は、旅の思い出に残る素敵な写真が撮れること間違いなしです。
千畳敷
天然のアートと絶景の夕陽が楽しめます。長い年月をかけて荒波に削られた、岩畳のような白い大岩盤が広がる千畳敷は、まさに自然が作り出したアート。


白い岩盤が織りなすユニークな景観は、どこを切り取っても絵になります。
特に「和歌山県の朝日・夕陽100選」に選ばれた夕景がおすすめです。太平洋に沈む夕陽と、オレンジ色に染まる岩盤のコントラストは、異国情緒たっぷりで感動的な一枚を撮影できます。
雄大な景色を眺めながらお食事ができる「海鮮屋千畳」や、お土産が揃う「茜・千畳茶屋」で、ゆったりとした時間を過ごせます。
三段壁
迫力満点の断崖絶壁と洞窟です。千畳敷の南に位置する三段壁は、高さ約50mの断崖が約2kmにわたって続く、迫力満点の景勝地。
展望台からは、高さ約50mの断崖と、激しく打ち寄せる波しぶきのダイナミックな全景を楽しめます。遊歩道を進んで崖の上に出ると、また違った角度から迫力ある景色を楽しめます。
恋人の聖地に選定されており、展望台付近にはハートのモニュメントやピンク色の郵便ポストがあり、素敵な記念撮影スポットになっています。
「崖cafe」でテイクアウトドリンクを片手に、海を眺めながらゆったりとした時間を過ごすのも素敵です。
駐車場から三段壁までの道中、「さんだん通り」でイカ焼きやサザエのつぼ焼きなどの食べ歩きを楽しむのもおすすめです。
夕景を楽しむ白良浜と円月島の眺め
白良浜はきめ細かな白砂と穏やかな弧を描く浜が象徴的。夏の海水浴以外の季節でも、朝の散歩/夕景撮影に最適。駅→白良浜→バスで円月島とつなげる動線が分かりやすく、帰路に崎の湯で温泉を挟めば、”海→夕陽→湯” という白浜らしい一日の完結が叶います。


円月島は中央に円い海蝕洞が空いた小島で、夕日が島の穴に重なる瞬間が特に人気。晴天日・凪の日は鏡のような海面に光が伸び、絵画のような一枚が狙えます。
海沿いは風が強い日も多いので、薄手の防風があると安心。ビーチサンダルは石畳・岩場では滑りやすいので、歩行用の靴を別に用意するのが無難です。
日本三古湯のひとつ 白浜温泉


夕景後は温泉街へ。崎の湯のように海と視線がつながる露天は白浜ならではの開放感。
外湯めぐりのスタンプやフリー乗車券(明光バス)を組み合わせると、移動コストを抑えつつ複数湯巡りが可能です。
2日目は総合アミューズメント!アドベンチャーワールドへ
アドベンチャーワールドは、動物園・水族館・遊園地が一体化した大型パーク。パンダの飼育では国内有数の施設でした。


サファリワールドではライオン・キリン・サイなどをバス/カート/徒歩で観覧可能。
音楽との一体感あるイルカショーは他にはない感動が味わえます。
意外と知られていないのは、『ペンギンの飼育頭数日本一』であること。その飼育技術も日本有数であり、コウテイペンギンは日本ではここと名古屋港水族館しか見れません。
▼ お得なチケット情報
特急くろしおや飛行機で白浜へ行くアクセス
- 鉄道
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JR特急「くろしお」で、新大阪→白浜は約2時間30〜40分/天王寺→白浜は約2時間10〜20分が目安。
- 空路
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羽田→南紀白浜空港はJALの直行便で約1時間10分前後。空港→アドベンチャーワールド/白良浜方面は路線バス利用が基本で、所要は10〜20分台が目安。
飛行機→バスの接続時刻を意識すると、到着初日にアドベンチャーワールド→白良浜→温泉まで一気に楽しめます。
- 白浜町内の移動は路線バスで
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白浜駅から各観光地へは「明光バス」による路線バスが発達しており、白良浜・円月島・アドベンチャーワールド方面へ直行・乗継が容易です。1日〜3日間のフリー乗車券も販売されています。
種類 大人 子供 1日フリーパス 1,100円 550円 2日フリーパス 1,600円 800円 3日フリーパス 1,900円 950円
周辺のおすすめホテル・旅館
- 目の前に広がる海
- 海一望の混浴露天風呂や貸切露天風呂
- 極上のかけ流し温泉を堪能
- 白良浜まで徒歩30秒
- 四季折々の海の恵みを活かした創作会席
- 絶景露天の湯で贅沢な時間を
- まるで美術館のような豪華ホテル
- オーシャンビュースイートの宮殿リゾート
那智勝浦と熊野古道をめぐるモデルコース
熊野那智大社/青岸渡寺/那智の滝という “熊野のハイライト” を軸に、港町グルメ(生マグロ)まで楽しめるのが勝浦の強み。
JR紀伊勝浦駅→熊野御坊南海バスが動線の基本で、車なしでも宗教景観×大瀑布×古道を一気に体験できます。
熊野那智大社・青岸渡寺・那智の滝の三名所
那智の滝は落差133mの単独滝として日本一。飛瀑の轟音と水煙は圧巻で、朱塗りの青岸渡寺三重塔×滝のカットは和歌山を象徴する写真として有名です。


熊野那智大社は那智山の主神を祀り、青岸渡寺は西国三十三所の一番札所として篤い信仰を集めてきました。
これらは那智山の1ヶ所にかたまっているので、那智勝浦の街からバス1本でアクセスが可能です。
クルマがあれば「熊野本宮大社」「熊野速玉大社」そして「熊野那智大社」の熊野三山を巡る旅も比較的旅行しやすいです。
熊野那智大社へ行くときは、大門坂までバスで行き、そこから歩いて登っていくのがおすすめ。大門坂は熊野古道・那智参詣道のハイライト。夫婦杉に迎えられ、石畳を踏みしめながら那智山へ続く約2km弱の上りを歩きます。


所要40〜60分をみて、汗ばむ季節は水分を十分に持って行きましょう。下りで膝に負担が出やすい方は、上りのみ歩いてバスで戻る構成が安全です。
路線バスは大門坂駐車場/那智の滝前/那智山など重要拠点をつなぎ、鉄道との結節点=紀伊勝浦駅へと戻ります。


本数は都市部ほど多くないので、往路バス→徒歩→復路バスの乗継を先に決め、滞在時間を配分しましょう。雨天時は石畳が滑りやすいため、トレッキングシューズ+折り畳み傘or薄手レインが安心。ヒル・虫対策として長ズボンもおすすめです。
マグロ料理を堪能できる勝浦グルメ
那智勝浦は生マグロ水揚げで知られる港町でもあります。生マグロの水揚げ量は日本一をほこります。


紀伊勝浦駅前から港も徒歩で十分アクセス可能。駅の周辺にも鮪料理の食堂・寿司店が多く、づけ・刺身・カマ・希少部位まで幅広く味わえます。
朝市や市場の営業日・時間は変動するため、訪問曜日に応じて昼メイン or 夜メインを切り替えるのがコツ。
▼ 公式サイト
紀の松島めぐり


紀の松島とは、 勝浦港周辺の海域に浮かぶ大小130にもおよぶ島々や奇礁・奇岩の総称です。周囲約17kmにわたり、大自然が創造した和歌山随一の海岸美が広がっています。
その景観が日本三景の一つである宮城県の松島にも劣らないことから「紀の松島」と呼ばれています。
そして勝浦港の観光桟橋から「くじら号」などの遊覧船が「紀の松島めぐり」です。
イルカに会えるかもしれないドルフィンコースと、景勝地を中心に巡るコースが選べます。
周辺のおすすめホテル・旅館
- 天然の洞窟内にある「玄武洞」「忘帰洞」をはじめとした5つの温泉を館内で湯めぐり
- 子供から大人まで楽しめる温泉旅館
- 大江戸温泉グループ
- 勝浦湾の島丸ごと豪華旅館
- 専用渡し船で移動
- 太平洋を望む露天風呂が唯一無二
和歌山県内各地へのアクセス
和歌山県内へのアクセスは、東京からなら空路、大阪からなら鉄道が便利です。


- 和歌山市内へのアクセス
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- 新大阪駅から特急くろしおで約1時間10分
- 関西空港から南海またはJRで約50分
- 高野山へのアクセス
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- 南海難波駅から高野線で2時間強
- 白浜へのアクセス
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- JR和歌山駅から特急くろしおで約1時間半
- 羽田空港より約1時間のフライト
- 那智勝浦へのアクセス
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- JR白浜駅から紀伊勝浦駅まで特急くろしおで約1時間半
- JR名古屋駅から特急南紀で約3時間半
まとめ
和歌山は車なしでも、JR・南海・路線バス・ケーブル・フェリー・空路を組み合わせれば、以下の4大エリアをしっかり味わえます。
要は本数と動線の設計。移動時間の現実的な見積もりとお得なきっぷの活用、そして徒歩区間の余白が、旅の満足度を押し上げます。
なお、運行時刻・運賃・イベント開催・臨時休業は変動します。最終判断は各公式サイトでご確認ください(特に友ヶ島の船・アドベンチャーワールドのプログラム・マリーナシティのイベントは当日変更リスクあり)。
▶︎ モデルコース記事一覧
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