【和歌山・串本】本州最南端の地へ!「潮岬灯台」と「最南端の碑」完全攻略ガイド

和歌山県の地図を広げたとき、一番下にとんがっている部分。そこが今回ご紹介する「潮岬(しおのみさき)」です。
ここはなんと「本州最南端」の地。目の前には果てしない太平洋が広がり、地球の大きさを肌で感じられる特別な場所なんです。
このエリアには、絶対に外せない2つの主役がいます。それが「潮岬灯台」と「本州最南端の碑」。
実はこの2つ、歩いてすぐの距離にあるのでセットで回るのが基本です。
今回は、この絶景エリアを120%楽しむためのポイントを分かりやすくご紹介します。
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まずは記念撮影!「本州最南端の碑」を目指そう
潮岬に到着したら、まずは「本州最南端の碑」を目指しましょう。
「私、いま本州の一番端っこにいるんだ!」という感動が味わえます。
絶好のフォトスポット!本州最南端の碑
広々とした芝生広場の海側に、どっしりとした石碑が立っています。そこには『本州最南端』の文字が。

ここは串本観光の定番中の定番フォトスポットです。
週末には撮影待ちの列ができることもありますが、譲り合って記念の一枚を撮りましょう。背景に広がる海と空をしっかり入れるのがコツですよ。
地図上の「端っこ」を制覇した達成感は、きっと旅のいい思い出になるはずです。
目の前に広がる「望楼の芝」と太平洋のパノラマ
石碑があるエリアは「望楼の芝(ぼうろうのしば)」と呼ばれています。なんと約10万平方メートルもの広大な芝生が広がっています。

視界を遮るものは何もありません。目の前にあるのは、キラキラと輝く太平洋と、青い空だけ。
海風を全身に浴びながら芝生の上を歩いていると、日常の細かい悩みなんて吹き飛んでしまいそうな開放感です。
また、4月の終わりから11月末ごろまではキャンプも可能です。詳しい利用可能期間は公式HP(潮岬望楼の芝キャンプ場)よりご確認ください。
冬にはこの芝生焼き(野焼き)が行われ、春になるとまた美しい緑が一面に広がります。
登れる灯台は貴重!「潮岬灯台」で地球の丸さを体感
芝生広場から少し歩いたところにある白い建物が、もう一つの主役「潮岬灯台」です。

明治初期に建てられた歴史ある灯台で、「日本の灯台50選」にも選ばれている美しい姿をしています。
登れる灯台は全国に16基だけ『潮岬灯台』
日本には数多くの灯台がありますが、実はそのほとんどが中に入ることができません。
しかし、この潮岬灯台は「のぼれる灯台」(参観灯台)の一つ。
全国にたった16基しかない、とっても貴重なスポット。
中学生以上300円の寄付金(参観料)を支払えば、誰でも内部を見学することができます。

ぜひ、登れる灯台スタンプラリーの制覇を目指してください(無理)。ちなみに私はまだ2箇所しか登れてません。
68段の螺旋階段を登った先にある360度の絶景
灯台の中に入ると、石造りのしっかりした壁に囲まれた、ぐるぐると続く螺旋(らせん)階段が待っています。その数、68段。
少し息が切れるかもしれませんが、冒険気分で登ってみてください。
頂上の踊り場に出た瞬間、そこは海抜約50メートルの崖の上。ぐるっと見渡す限りの水平線が広がっています。

じっと水平線を眺めていると、まっすぐではなく、ふんわりと弧を描いて丸くなっているように見えませんか?
「地球は本当に丸いんだなあ」と実感できる、特等席です。
灯台資料展示室で歴史に触れる
灯台の敷地内には、小さな資料館「灯台資料展示室」も併設されています。
ここでは、初代のレンズや灯台の歴史、仕組みについて学ぶことができます。
灯台がどうやって海の安全を守ってきたのかを知ると、帰り際に灯台を見上げたとき、より頼もしく見えるかもしれませんね。
旅の証をゲットしよう!「本州最南端訪問証明書」
せっかく最南端まで来たなら、形に残るものが欲しくなりませんか?
そんな方におすすめなのが「本州最南端訪問証明書」です。
証明書はどこでもらえる?

この証明書は、灯台の近くにある「潮岬観光タワー」をはじめ、串本町の各所で入手可能です(有料)。
※潮岬灯台ではないので注意
- 潮岬観光タワー|入場料金あわせて300円
- 大江戸温泉物語南紀串本売店|100円
- 道の駅くしもと橋杭岩|100円
- 南紀串本観光協会|100円
- 南紀串本観光協会 古座|100円
日付を入れることもできるので、旅の記念やお土産にぴったりです。
タワーの展望台からも、灯台とはまた違った角度で「まあるい水平線」を楽しむことができますよ。
ランチなら「近大マグロ」もおすすめ
お腹が空いたら、潮岬観光タワー内のレストランへどうぞ。
串本町はマグロの養殖が盛んな町。ここでは、あの有名な「近大マグロ」を使ったメニューなどを味わうことができます。

絶景を眺めたあとに食べる海の幸は、また格別です!
アクセス・駐車場情報
最後に、現地への行き方を確認しておきましょう。
車でのアクセスと駐車場
ナビには「潮岬灯台」または「潮岬観光タワー」と入力してください。
駐車場は大きく分けて2種類あります。
- 有料駐車場(灯台のすぐ近く)
灯台の目の前にあり、歩く距離を短くしたい方におすすめです(1回300円)。私が訪問した時は鶏が放し飼いされていました(しかも凶暴)。 - 無料駐車場(望楼の芝側)
「望楼の芝」の向かい側にある広大な駐車場です。灯台までは少し歩きますが(徒歩5分〜10分程度)、芝生を散歩しながら向かうならこちらが便利です。
公共交通機関(コミュニティバス)での行き方
JRきのくに線「串本駅」から、串本町コミュニティバス「潮岬・出雲線」に乗車します。料金は一律200円となっています。
「潮岬観光タワー」バス停などで下車し、所要時間は約15〜20分です。
本数は1時間に1本程度ある時間帯もありますが、事前に時刻表をチェックしておくのが安心です。
周辺のおすすめ宿泊施設
串本町は和歌山県内の中でも有名な温泉地のひとつです。ここで、おすすめの宿泊施設を3つ紹介します。















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